宝くじを高額当選した時の、当選金の正しい使い方(使い道)を紹介します。
貯金は本当に有り?
宝くじ公式サイトが行っている宝くじ当選者向けのレポート上によると、宝くじが当選した時の使い道として、約半数近くの人が「貯蓄に使っている」と回答したのだそう。
ただ、宝くじの当選金をまるごと銀行にあずけてしまうのは危険かも。
銀行にはペイオフという制度があり、万が一、銀行が倒産したりしても1,000万円までは預貯金が戻ってくる…という保証がされています。
ただ、逆に言うなら1,000万円以上の金額を預けている場合は、その当選金は確実に安全に預けているわけではないという事です。
3億円当たって、銀行に3億円預けてしまうと、1,000万円は大丈夫だけど後の2億9,000万円は確実に保護されているわけではありません。
対処法としては、1箇所の銀行に預けるのではなくて分散して預ける。「金や銀」等の現物に交換して保管する。
後ほど紹介する「投資」の意味も含めて、国債に変えたりする方法もあります。
借金の返済に使う
「宝くじで高額当選した時の換金方法&知っておくべき予備知識」の記事でも紹介しているとおり、1,000万円以上の高額当選した人には、通称「【その日】から読む本」と呼ばれる特別な本が渡されています。
この本では、急に大きなお金を手にした時の心得のようなものが書かれていますが、その中のアドバイスとして「まずは借金返済を優先しよう!」という項目が紹介されています。
何に使おう?と考える前に、まずはローンや借金の返済を最優先として、残ったお金でやりたい事や重要度を判断していくというものです。
投資に使う
宝くじの高額当選した人の中で、実際に「投資」にお金を使う人は約5%ほどしかいないそうです。
もともと農耕民族である日本人は、投資で攻めるよりも預貯金として「守り」の姿勢が強い事も影響しているのかもしれません。
ですが、銀行に預けた場合でも1,000万円を超えた預貯金からリスクも高くなり、年利もったの0.01%しかありません。
投資の中では「守り」とされる比較的リスクの低い債権(国債)等でも、最低0.05%の金利が保証されているので、単純計算で銀行に貯金するより国債を買った方が5倍お得です。
投資をする場合は、通常は分散投資するので普通では有りえませんが、例えば3億円すべてを国債にすると3億円の0.05%なので15万円の年利になります。(銀行だと、たったの3万円…)
また、もっともリスクの低い国債で見た場合がこの例で、通常は株や不動産などの複数の銘柄を組み合わせて3〜5%程度をの年利を目指して普通。10%程度で優秀。1%だとあまり良くないけど、年利0.01の銀行に比べるとかなりマシです。
誰かに任せっぱなしにするのではなくて、必ず最初に自分自身で勉強は必要ですが、高額の当選金を目減りさせたくない!という時には有効な方法です。
好きなものを買う&好きな事に使う
宝くじが高額当選した時に、一番先に浮かぶものですが、「【その日】から読む本」や、多くの当選者の使い道を参考にすると、一番最後に考えた方が良い項目かもしれません。
- まずは、借金やローンを返済。
- 残ったお金で預貯金や投資の配分を考える。
- 余ったお金で、ご褒美的に好きな事に使う。
このような順番ですね。
冒頭でも紹介した、宝くじ公式サイトが行っている宝くじ当選者向けのレポートによると、この項目に該当するのは「車の購入」「家の購入」「旅行」「趣味の充実」「ブランド品の購入」「美容(エステ等)」に該当しています。
全体の割合を見てみると、好きなもの趣味に当選金を使っている人は半数以上いるようでした。