分かっているようで、意外に細かい仕組みは理解しにくいロト6のキャリーオーバー。
そんなロト6のキャリーオーバーについて、仕組みや計算方法を初心者でも分かりやすく解説します。
ロト6のキャリオーバーとは?
ロト6のキャリーオーバって何?
簡単に説明します!
ロト6は数字選択式のくじ。また、ジャンボ宝くじのように「年に数回だけ」の販売ではなくて、毎週、月曜と木曜に抽選があり、年に何十回も販売されています。
「1位が当たらない時がある」「年に何十回もある」という特徴から、ロト6はキャリーオーバ制度を導入しています。
(日本の宝くじでキャリーオーバがあるのは、ロト6とロト7のみ)
- 1位の当選者がいなかった
- 決められた最高額を上回る当選金が発生した
このいずれかの場合に、次回の当選金に余剰分を上乗せするのがキャリーオーバーです。
「1位の当選者がいなかった」については、厳密に言うと違うのですが、現状のロト6の販売状況ではこの流れになっています。(後ほど解説します。)
ロト6の最高金額はいくら?
決められた最高額はいくら?
キャリーオーバがある場合、ない場合で違います!
キャリーオーバーが発生している時(前回分の当選金が上乗せされてる時)のロト6の1等当選金は最高6億円と定められています。
なので、キャリーオーバーがどんどん上乗せされていて、10億円ぐらいの当選金になっていても最高で貰える額は6億円までということ。
はみ出た4億円は、さらに次回分のキャリーオーバーとして上乗せされます。
一方でキャリーオーバが発生してない時の当選金の最高額は2億円です。
ロト6のキャリーオーバの仕組み(計算方法の概要)
キャリーオーバーはどんな計算をしてるの?
他の当選金とのかねあいで決まります!
まず、ロト6が当選する条件とそれぞれの当選確率、当選金額の状況をおさらいしておきましょう↓
当せん条件 | 当せん確率 | 当せん金額(1口当たり見込み額) | |
---|---|---|---|
1等 | 申込数字が本数字6個と全て一致。 | 1 / 6,096,454 | 約2億円(見込み) |
2等 | 申込数字6個のうち5個が本数字に一致し、かつ残り1個の申込数字がボーナス数字と一致。 | 1 / 1,016,076 | 約1,000万円(見込み) |
3等 | 申込数字6個のうち5個が本数字に一致。ただし2等当せん条件を除く。 | 1 / 28,224 | 約30万円(見込み) |
4等 | 申込数字6個のうち4個が本数字に一致。 | 1 / 610 | 約6,800円(見込み) |
5等 | 申込数字6個のうち3個が本数字に一致。 | 1 / 39 | 1,000円(原則固定) |
1等〜4等までは(見込み)的な数字になっていて、5等のみが原則固定となっている点に注目。
この表から推測されるように、ロト6ではまず先に5等1,000円の人に当選金が分配されて、1〜4等の人は、決められた割合で各等に分配。分配先での当選者で山分けする形で計算しています。
現状のロト6は1回あたりの売上額が20億円程度と言われていて、第1回 開催時の40億円の半額程度まで下がっています。
なので、5等の当選者が多かった場合には、1〜4等までの分配割合も減ってしまう計算に。
実際、1等が当選しても見込み額の2億円に届かない場合も。そんな中で余った分の差し引き額がきゃりーオーバーになっています。
そんな理由(1等が2億円にならない場合もある)で、キャリーオーバー発生条件に「1位の当選者がいなかった」という条件も入っているというわけです。