せっかく宝くじに高額当選したけど、その後に不幸になってしまった… という話を良く聞きます。
では、どんな部分に気をつければ、そんな不幸にならずにすむのでしょうか?
【方法1】親戚や友人には当選を伝えない
宝くじが当選した嬉しさを誰かに伝えたくて、ついつい身内以外の人に喋ってしまうケース。
色々な人にしゃべる事で、人間関係がギクシャクしてしまい不幸になってしまう場合があります。
「宝くじで高額当選した時の換金方法&知っておくべき予備知識」の記事で紹介している、高額当選者のみに配れるガイドラインのような本『【その日】から読む本 突然の幸福に戸惑わないために』でも、「当選を知らせる人をリストアップすべき」という内容が書かれているほどです。
当選を知らせる人が少なければ少ないほど、人間関係でのトラブルが起こるリスクは減らせるので、「自分の親にだけ」のように限定し、親にも絶対に他言しないように伝えておくべきでしょう。
ちなみに「自分の子供に知らせる(渡す)」という方法も、我が子がまともに働いてくれなくなるリスクがあるので、慎重に進めた方が良いです。
【方法2】投資する場合も慎重に
高額の当選金をそのままにしておくのではなくて、さらに資金を増やすために投資利用するのは有益な手段です。
株を使ったスイングトレードやデイトレードのような、投資を行う場合には「なんとなく良さそうな銘柄だから買う」「評判がいい会社だから買う」といった基準で投資すると痛い目を見る事になります。
まずは、リスクの少ない「投資信託」等を活用して分散投資をしながら、徐々に勉強しながら本格的な投資を行う方が良いでしょう。
間違っても「一気に2倍に増やそう!」等と考えて、当選金のほとんどを使うような事態は避けなくてはいけません。
実際、当選金を投資に使って不幸になった人の大半は、投資をギャンブルと勘違いしている場合が多くなっています。
▶関連:宝くじが高額で当たった!失敗しない当選金の正しい使い方
【方法3】心変わりをしない鉄のハートが必要
多くの人が宝くじに高額当選する事で、生活スタイルが一変します。
ただ生活スタイルが変わるだけなら良いのですが、生活水準が一気に上がる事で「勘違い」を起こしてしまい、高飛車な態度をとってしまったり、性格が一変してしまう人も多いそう。
高額当選した後に起こる不幸の温床は、この「性格が変わってしまう」も大きな一因となっています。
理想的なのは生活スタイルを一気に変えるような事はせずに、「これがあったらラクになるなー」という程度の、現実味のある部分だけ変化させるようにする事。
また、高額当選した時には「性格が変わってしまうのが普通」という事をキモに命じて、自分がそうなっていないかどうか?を自問自答する必要もあります。
実力で当たったのではなくて、あくまでも運が良かっただけ。自分の実力ではないのですから、まるで自分がすごい人のように高飛車な態度をとってしまうのは恥ずかしい事です。
【方法その4】買う前にいったん立ち止まる
宝くじ当選後に豪遊する事は、【方法1】で紹介した「親戚や友人には当選を伝えない」に反する行動です。
普段は軽自動車に乗っていたような人が、いきなりランボルギーニやフェラーリのようなスーパーカーに乗っていたら、どう考えても怪しく「何かあったのでは?」と周囲の人が考えてしまうのが普通。
自ら「宝くじに当たったよ−!」と宣伝カーのように知らせまわっているようなものです。
日本の公道では、1割もポテンシャルを発揮できないスーパーカーを選ぶくらいなら、使える用途が幅広いハイエースでも買って、自分好みにカスタマイズした方が有意義かもしれません。
ちなみに、こういったスーパーカーや高級時計は「未来の投資にもなりますよ…」がセールストークの王道となっていますが、本当にそうなるかどうかはプロでも無い限り分かりませんし、そういった目的で素人が手を出していいものでもないでしょう。
【方法その5】仕事を辞めないようにする
働いている時はイヤで仕方がなかった仕事も、いざ辞めてみると「必要なものだった」という事に気づく人も多いです。
実際、定年退職した後に やる事がなさすぎてボランティアに参加したり、古巣の職場のサポートにまわったりする人もいるほど。
明らかにブラック企業で、心身ともにダメージを受けている場合でも、「100からゼロにする」という発想ではなくて、「無理なく自分が働ける場所を探せるタイミングをもらえた!」という風に思い、仕事を続ける方が無難。
「金銭的には困ってない」という余力がある事で、「しがらみ」がなくなり、これまで以上にビジネスシーンで力を発揮でき、より資金を増やせるチャンスが到来するかもしれません。