宝くじやギャンブルの中でたびたび登場する「期待値」について。正しい理解をしていますか?
他の公営競技と比較しながら、その意味を解説していきます。
そもそも期待値とは?
宝くじの期待値って何?
払戻率と考えると分かりやすいです!
期待値とは、確率統計学、投資、ギャンブルと色々な場面で登場する言葉です。
宝くじをギャンブルとして見た時に還元率とは、払い戻される割合の「払戻率」を指します。
宝くじの払戻率は国の発表で「45.7%」で公表されています。
例えば宝くじを10枚3,000円買ったとしたら、1,371円は戻ってくる(払い戻される)だろう!という数値です。
他のギャンブルと宝くじの還元率を比較!
競馬やパチンコと比べて宝くじの還元率はどれぐらい?
一覧表で紹介します。
公営競技の払戻率は、総務省からデータが発表されています。
また、パチンコやスロットの還元率については明確なデータは出ていませんが(店舗によって差があるため)、おおよそ80%程度と言われています。
これらのデータをもとに一覧表にするとこんな感じに↓
種類 | 払戻率(還元率) |
---|---|
宝くじ | 45.7% |
競艇 | 74.8% |
競輪 | 75.0% |
オートレース | 74.8% |
競馬 | 74.1% |
パチンコやスロット | 約80% |
こうして見ると、宝くじの払戻率はかなり悪いように見えます。
ですが、ここで注意しないといけないのは払戻率は1回の場合のケースだという事。
例えば、メジャーな公営競技でもある競馬の払戻率は、レース1回だけ参加の場合だと74.1%です。
ここで、レースに3回参加した場合。払戻率の「74.1%」が3回続くので、74.1%×74.1%×74.1%=40.6%という計算になります。
これを宝くじと比較してみると競馬3レース(40.6%) < 宝くじ1回購入(45.7%)となり、宝くじの還元率の方がいい!という結果に。
ちなみに、一見すると還元率が高く見えるパチコンやスロットの場合。1回どころか、何十回何百回とゲーム回数をこなす事になるので、実際のところは「割は良くない」という事になりますね。
宝くじの種類別・期待値ランキング
宝くじの中で還元率がいいのはどれ?
ランキング形式で紹介します!
宝くじには、年に5回販売があるジャンボくじをはじめ、数字を選ぶナンバーズや、ミニロト等の種類があります。
これらの販売本数と金額を計算し、期待値が高い順番に並べるとこんな感じになります↓
- 1位:ナンバーズ4(45.4%)
- 2位:ナンバーズ3(45.2%)
- 3位:ジャンボ(44.8%)
- 4位:ミニロト(44.8%)
- 5位:ロト7(44.1%)
- 6位:ロト6(43.4%)
ちなみに、キャリーオーバーが発生した場合(発生するくじ)については、単純に金額が増える分、期待値も大きくなります。
また、宝くじは種類によって「当たる確率」に差があるので、当たりやすいくじと当たりにくいくじが存在しています。
当たる確率が一番高い!初心者向け「宝くじ」の種類ランキング